「リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト」は単なるゲームではありません。それは人生であり、世の理であり、そして宇宙の摂理です。
…さらにマップの名称でもあるんです。
マップについて
より小さく、速く、そしてモバイル向けに——この「ワイルドリフト」というマップは、ゲームそのものとよく似ています。プレイ歴の長いLoLファンであれば大部分はすぐに把握できるものとなっていますが、説明を要するであろう変更点もいくつか存在します。
サモナーズリフトと同じ部分は?
大部分は同じままです。3つのレーンに2つのジャングル、1本の川。ドラゴンにリフトヘラルド、さらにはバロンまで!ベテランプレイヤーの皆さんにはすぐに飲み込めると思いますが、初心者の皆さんのためにここで一通り説明しておきたいと思います。
両チームとも、それぞれの本拠地の出撃地点からゲームが始まります。ここは安全地帯になっていて、中にいる味方は急速に回復しますが、うっかり入り込んだ敵は大ダメージを受けます。出撃地点のすぐ近くにそびえ立っているのが「ネクサス」。この光り輝く建造物を破壊(自軍のものは防衛)すれば勝利となります。敵ネクサスまでの道中には「タワー」が立ちはだかっており、これは各レーンに3本づつ、一定の間隔で設置されています。このタワーは近寄ってきた敵に反応して砲撃するようになっているので、できるだけ自軍のミニオンに砲撃を受けてもらうようにしましょう。「ジャングル」は中立モンスターたちの楽園と化しているエリアですが、まず押さえておくべきポイントは「ドラゴンやリフトヘラルド、バロンといった強力なモンスターを倒すとチームが有利になる」ことです(もちろん十分に強くなってからの話ですが)。
このようにシンプルな部分がある一方で、かなり複雑な部分も存在します。すべてに言えることですが、「習うより慣れろ」です。どんどん対戦して、ワイルドリフトを探検してみましょう!
では違う部分は?
実は…マップが縮んでしまったんです。
ワイルドリフトが手のひらサイズになっているのは試合展開を早め、アクション性を高めるためです。これによってプレイヤーがとぼとぼ移動する時間が減り、熱い戦闘を楽しめる時間が増えるようになっています。それと「インヒビター」も削除、代わりに本拠地内のタワーを破壊することでスーパーミニオンが出撃するようになっています。ネクサスを防衛するタワーもなくなっていますが、だからといって舐めてかかってはいけません。このマップではネクサス自らが、強力な攻撃で侵入者を撃退するようになっています。さらに今回、当社お抱えの庭師たちが創造性をいかんなく発揮して植物類(ジャングル内の各種「プラント」と「茂み」)をさらに増やし、マップを賑やかにすると同時に新鮮なゲーム体験が得られるようにしています。
これらの変更点には、すべてに共通する目的があります。テンポの早い、熾烈なゲーム体験が得られ、またそれによって一試合あたりの時間も短くなるようデザインされているのです。中にはモバイルゲーム特有の問題もあったのですが、そこではスマートな解決法を導入しました。例えば、そう…
マップ視点の回転
ワイルドリフトを開発する上での最大の難関は、チャンピオンや戦略性、ゲームプレイといったLoLの様々な要素を、モバイル機器の画面内に落とし込むことでした。中には数値を少しいじるだけで片付いたものもありましたが、まずマップを見る「視点」そのものから変える必要があったものもありました。
単刀直入に言うと、プレイヤーがレッドサイドに配置された場合は、マップが180度回転して表示されるようになっています。これによってマップ内の非対称な要素はそのままに、ブルーサイドと同様の視覚的なゆとりが確保できるようになっているのです。
これについては、プレイ歴とは関係なしに混乱される方がおられるかと思います。重大な変更ですし、当然の反応でしょう。そこで各試合の最初に、「キャリーとサポートのデュオが防衛するレーン」と「チーム内のソロが担当するレーン」がそれぞれマーカーで表示されるようにしてあります。
馬鹿げたアイデアと思われるかもしれませんが、とにかく一度プレイしてみてください。「百見は一プレイにしかず」です。
ゲームモードについて
面積はやや狭いものの、LoLで特に人気の高いゲームモードが一通りプレイできるだけの懐の広さが、このワイルドリフトには備わっています。内容自体はどのモードもそれほど変わりません。チャンピオンを選び、ミニオンを倒しまくり、ネクサスを破壊する…というものです。しかしそれぞれのモードは目的がやや異なっており、それゆえにプレイする人々もやや異なります。以下の説明を読んで、自分に合ったモードを探してみましょう。
ノーマル
「いつものLoL」です!両チームが5人のチャンピオンを選んだら(あらかじめ自分の希望をチームに伝えておくと良いでしょう)、あとはリフトで戦い、勝敗を決めるだけ。このモードは手っ取り早く、気楽な試合を楽しみたいプレイヤーに最適です。
ランク
ランク戦とノーマル戦の違いは、まずチャンピオン選択の方式です。各プレイヤーは、両チームが交互にピックする「Sドラフト」形式でチャンピオンをロックインしていきます。これによって戦略的なカウンターとなるピックをしたり、ゲームプランを見直す機会が、実際にリフトに足を踏み入れる前から両チームに与えられます。またこの形式では、同じチャンピオンは1ゲームに1体しか登場しません。ミラーマッチが好きでない方にとっては良い反面、自分が唯一得意とするティーモが敵チームに取られてしまった、というような困った状況もありえます。そのため私たちは、まず楽しく使えるチャンピオンが複数見つかってからランク戦に挑むことを推奨しています。
試合が終わると、試合での活躍やその他の参加プレイヤーのランクに基づいて、各プレイヤーのランクが変動します。詳しいことはこちらの記事でご確認ください。
AI戦
ワイルドリフトに「ワイルド」という言葉が使われているのには理由があります。チャンピオン、アイテム、ルーン、そして「メタ」の存在…ネクサスを破壊しようとこちらに突進してくる5人組に相対する前に、まず覚えなければならないことが山ほどあるのです。そこで基礎を身に付けるために用意されているのが、このAI戦です。新しいチャンピオンのお試しプレイでも、単にゲームの雰囲気を掴みたいだけでも、精密にチューンされたボットたちがプレイヤーの皆さんのお相手を務めます。
(ただし、ブリッツクランクには内緒にしておいて下さいね!)
カスタム
フレンド9人と和気あいあいと試合がしたい場合や、過去に競い合った相手と1対1で決着をつけたい場合。あるいは、自分の職場でトーナメントを開催して社内での覇権を争いたい場合など。カスタム戦ならどんな条件にも対応することができます。カスタム戦ではチーム人数から試合形式に至るまで、詳細な設定が可能となっています。試合を一般公開に設定して運を天に任せるもよし、パスワードを設定して身内だけの試合にするもよし。遊び方は無限大です!
トレーニングツール
その名の通り、トレーニングツールは試合というよりもむしろ技術を磨いたり、通常の試合に存在する色々な制限を取り払って理論を検証したりするための「練習場」です。あらゆるクールダウンを無効にしたり、欲しいアイテムをその場で生成したり、さらには管理された安全な環境の下で、自由に設定を変えて自分の限界に挑戦することも可能です。とはいえ、せっかくハチャメチャなビルドを構築しても見せるチームメイトがいなければあまり楽しくもないので、その点はご注意を。